先日、新たにガンにかかる人が、2016年の1年で100万人に迫る数字だと発表されました。
男女を合わせた第1位が大腸がん。
大腸がんを早期発見するには、内視鏡検査をするのが1番なんですが、これがなかなかの厄介者で…
*大腸がんは発見が難しい?
見つかったときには、かなり進行していることが多く、だから死亡率も高い大腸がん。
発見が難しいわけではなく、発見するための検査が敬遠されてるだけな気がします。
40歳を過ぎたら、1度はやったほうがいいと言われる大腸の内視鏡検査。
でも、辛い、大変、もう2度とやりたくない…などと、いい噂を聞かない検査なので、不調が起こらない限りなかなかやる気も起きません。
私も、こんなキッカケがなければやる予定はありませんでした。
*大腸の内視鏡検査をすることになったキッカケ
大腸の検査は、検便くらいしかしたことがありませんでした。
バリウム検査もあるそうですが、これってほとんど意味がないんですって。
病気の初期発見なんて期待できないそうです。
いまだにバリウム検査をしてるのは日本くらいだとか。
胃も大腸も、まずはバリウム検査を、なんて言われるかもしれませんが、最初から内視鏡検査を希望したほうが良さそうです。
幸い私は、最初から内視鏡検査を勧められました。
キッカケは、今までにないひどい便秘になり、さらに下腹部の右側に鈍痛が出るようになったから。
私は4年前に子宮全摘出手術をしてるのですが、その影響で腸が癒着してるかもしれないから、状況を診ましょうとのことでした。
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*人生初の内視鏡検査
子宮全摘手術をした病院で診察してもらい、年齢的に大腸がんの検査と手術の経過観察も兼ねて内視鏡検査を勧められた私。
気軽に了解し検査日の予約もしたのですが、看護師さんからの詳細説明を聞いてるうちに、不安でいっぱいに…
やっぱり止めます、と何度も言いそうになりました。
大腸内視鏡検査自体も痛くないかな…と不安はありましたが、何が大変って事前準備が…
2日前から、消化の良い食べ物にする、前日はお茶や水のみ、これはいいとして。
・検査前日の夜、強力な下剤を飲む。
・検査当日の朝、腸管洗浄剤を2L飲み、腸を空にする。
この2つが怖くて…(病院によって違いはあります)
*1回目の検査はひどいものでした…
大腸の内視鏡検査は初めてだったので、ネットで体験談を探しまくり、読み漁りました。
でも不安は解消されず、結局1回目はかなり辛い検査になりました。
強力な下剤では、ひどい腹痛を伴いましたし。(便秘薬を飲み慣れている方は、それほど辛くないそうです)
そして、その後の腸管洗浄剤が地獄でした。
冷やしたほうが飲みやすい、という口コミが多かったので、冷蔵庫で冷やして飲みましたが、ちょっと冷たいくらいじゃ、マズイ!!
キンキンに冷やせば、少しはマシになるかも?程度。
腸管洗浄剤は、お茶や水と一緒に飲み進めますが、まずくて全然減りません…
しばらくするとトイレに行きたくなるのですが、これは便意ではなく、尿意に近いです。
お腹も別に痛くありません。
ただただ、水が流れ出る感じです。
お尻が痛くなるので、お尻に優しい柔らかいトイレットペーパー必須。
ウォシュレットもあるとなお良いです。
流れ出る液体が透明になれば、腸管洗浄剤は途中でやめられます。
逆に、いつまでも固形物が混じっていたり濁っていたりすると、追加されることもあります。
1回目はなかなか透明にならず、腸管洗浄剤を飲む量が多くて本当に大変でした。
これさえ終われば、あとは、まな板の鯉状態で先生にお任せするのみです。
まあ、それも先生の腕次第なんですが…
1回目は、正直ヘタな先生だったようです(-_-;)
鎮静剤を打って寝てるはずなのに、痛みで飛び起きましたから
痛かった挙句、腸が狭すぎて内視鏡を入れることができませんでした、と言われ、さらに何を言うかと思ったら、バリウム検査しましょう、と。
バリウムの後、精密検査をしたいから内視鏡検査へ、の流れは理解できます。
内視鏡検査からバリウムって、逆行してどうする!?
丁重にお断りし、別の病院を探しました。
*3か月で2回も検査をする羽目に…
結局、3ヶ月で2回も大腸の内視鏡検査をすることになった私。
腸が狭くなっている部分があるとのことだったので、内視鏡専門病院を探しました。
ちなみに、1回目は大学病院でした。
2回目は少しでも楽になるよう、1回目の経験を踏まえて事前準備を少し変更したんですが、その結果、1回目より大幅に身体が楽になったのです!
その方法とは…
*大腸内視鏡検査の苦痛を半分にする方法
個人差はあると思いますが、やれば確実に事前準備が楽になる方法は、
「消化の良い食事を5日前から始める」
これだけ。
病院によってマチマチですが、前々日か前日から消化の良い食事にしてください、と言われます。
これは、腸管洗浄剤で腸の中をキレイにしやすくするためです。
脂っぽいものや繊維たっぷりのものなど、消化の悪いものをたくさん食べると、腸の中に長い時間残ってしまいます。
これを強制的に洗い流すには、多量の腸管洗浄剤が必要なのです。
1回目は病院で言われた通り、2日前から消化の良い食事に変えましたが、腸管洗浄剤を2L飲まないとキレイになりませんでした。
腸に残留物が多かったからか、前日の下剤による腹痛もひどかったです…
ところが、5日前から消化の良い食事のみに変えたら、前日の下剤による腹痛もとても軽いものでした。
さらに、2L準備した腸管洗浄剤ですが、なんと500mlくらい飲んだところですっかり透明になったんです。
腸がキレイになれば、それ以上飲む必要がありません。
すっごく不味くて飲むのがつらい腸管洗浄剤、2Lと500mlでは天国と地獄です!
これから大腸の内視鏡検査をする方、5日前から食事を変えるだけで身も心も負担が半分ですよ。
具体的に消化の良い食事はどんなものかと言うと…
主食…白米、うどん、そうめん、食パン(何も塗らない)
おかず…豆腐、卵、白身魚の煮物、鶏肉
おやつ…プリン、ゼリー
飲み物…お茶、水、コーヒー、紅茶(コーヒー、紅茶は病院によってはダメだと言われるそうですので、ご確認ください)
5日間、これだけだと寂しいかもしれませんが、これで後の苦しみが半減すると思えば、どうってことありません(^_^;)
検査自体は、さすが内視鏡専門病院、最新の極細内視鏡を使用して無事に出来ました。
こちらの病院には、大学病院などで検査不可能と言われた人がたくさん来るそうです。
ここでも検査ができない人っているんですか?と聞いてみたら、
はい、残念ながら100人に1人くらいは、検査できない方がいます。
…って、少なっ!!
大学病院で断られた人ばかり100人来て、たった1人ですって(@_@;)
東京近郊の方には参考になるかもしれませんので、病院名もお知らせしますね。
とよしま内視鏡クリニック⇒ホームページはコチラ
土曜日も検査してくれますし、ホームページで検査可能な日時も検索できます。
こんなに楽ならと、調子に乗って胃の検査も予約し、人生初の胃の内視鏡検査もしたのですが、このときはちょっと異変が起こりました…
そのことについては、また後日書きたいと思います。
40歳を過ぎたら定期的にやったほうがいい大腸の内視鏡検査。
検査に不安を感じている方の気持ちが、少しでも和らぎますように(*^^)v
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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