「目」の定期検査、してますか?
毎日、同じように見えていれば、なかなか眼科に行くことはないですよね。
でも、ちょっとしたことを見逃して、取り返しのつかないことになることも!
*加齢による「飛蚊症」だと思ったら…
これは、職場の人の話です。
ある日、目の前に黒いものが飛び始めたそうです。
急に見えるようになったので、気になって眼科に行ったら、
「加齢による飛蚊症ですね。特に悪い所はなさそうだから、しばらく様子をみましょう」
…と言われ、慣れるしかないのかとそのまま放置。
ところが1週間くらいすると、片方の目の端のほうが黒くなって見えなくなってきたので、慌てて再び眼科に行くと
「よく分からないから、大きな病院に行って」
と、紹介状を渡されたそう。
その足ですぐ大きな病院に行くと、網膜剥離を起こしていたそうです。
即入院し、手術と検査を繰り返し、1か月後退院はしたんですが、片方の目の視界は歪んだまま治らなかったのです。
1週間前に処置をしていれば、元の視界に戻ったかもしれないのに。
*医者の「様子を見ましょう」は要注意
ちゃんと治療方針があって、投薬などをしているなら「しばらく様子を見ましょう」は問題ありません。
原因がよく分からないから「しばらく様子を見ましょう」は、すぐ違う病院へ行ったほうがいいと、入院していたときに担当医に言われたそうです。
いつもと様子が違う、明らかにおかしい、と思ったら、自分の感覚を信じて、原因を見つけて治療してくれる医者を探しましょう、と。
*なかなか見つけてもらえなかった私の目の病気
私の場合は5年くらい前、左目の視界の左上のほうに黒いヒラヒラしたものが見えたんです。
すぐに地元の眼科へ行きました。
ある程度、設備の整っている眼科だったので、眼底検査や視野検査などひと通りしたのですが、特に問題は見当たらず。
「視神経の乳頭の凹みが若干大きいけれど、強度の近視の場合はよくあることだから」
とのこと。
確かに視力は片目で0.04、両目で見ても0.1ありません。
でも、やっぱり違和感があるので「問題なし」に納得できず、総合病院に行きました。
眼科で「問題なし」、脳神経外科にまわされ、そこでも「問題なし」、心の問題では?と心療内科の受診を勧められました。
*やっぱり専門医
私の父親は緑内障で、ずっと目薬をしています。
緑内障は遺伝もけっこうあると聞いていたので、専門医に診てもらうことにしました。
すると、あっという間に「緑内障」との診断が。
普通の眼科にある眼底検査の機械では見えない、なんだか特別な機械で検査をすると、明らかに緑内障だという症状が見つかったのです。
すでに、左目の鼻側がだいぶ欠けていました。
*緑内障は早期発見が大事ですが、早期発見が難しい
緑内障は眼圧が高くなるのが原因なので、目薬で眼圧を抑えることが出来れば、進行も抑えることが出来ます。
ただし、一度欠けてしまった視野は元には戻りません。
私は、まだ早期だったので治療は毎日寝る前に1回の目薬だけなので簡単ですし、左目の左上のほうが若干見えにくいだけなので、日常生活に問題はありません。
でも、最初の眼科だけで診察をやめていたら、どんどん視野が失われて行ったと思います。
緑内障は早期発見・早期治療が重要なんですが、なかなか自覚症状がないので、早期発見が難しいそうなんです。
身内に緑内障の人がいる、片目だけで見ると見にくい場所がある、などという人は、専門医にかかることをオススメします。
特に40代以降は、30人に1人が緑内障だそうなので、自分は違うと思わないで。
目ってかなり繊細な器官で、簡単に失明してしまう可能性だってあるんです。
見えることが当たり前、昨日と同じように見えてるから問題なし、ではなく、過保護なくらい気にしてあげないといけないのかもしれませんね。
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