いつもの通りブログサーフィンをしていたら、ショックな記事を見つけてしまいました。
私の出身校は、自分の子どもを絶対に行かせたくない学校で、行ってはいけない学校3校のうちの1つだと言われてる、というようなことが書いてあったんです(>_<)
*親が行かせたい学校って?
私は中学までは公立で、高校は私立に行きました。
私が入学した当時は、まあまあ人気があったと思います。
たまたま見たブログは中学受験について書かれたものなので、中学のことを言ってるようですが、現在は目も当てられないくらい落ち目だとか…
で、校風もひどいから、もし自分の子どもが行きたいって言い出したらどうしよう!とのことでした。
そこで、ふと思ったんです。
親が子どもに行かせたい学校って、どんなところだろうって。
・通学に便利なところ?
・制服がかわいいところ?
・進学実績がいいところ?
・校風が自由なところ?厳しいところ?
・設備が整っているところ?
・学費が安いところ?
・口コミや評判がいいところ?
親の考え方、環境によって、選ぶ基準って十人十色だと思うんですよね。
*逆に、親が行かせたくない学校って?
じゃあ逆に、親が子どもに行ってほしくない学校ってどんなところなんでしょう…
立地や学費など、どうしても通わせることが出来ない所はあると思うんですが、それ以外だと?
評判がよくないとか、学校の教育理念に共感できないとか、自分の知ってるその学校の卒業生が好きじゃないとか?
確かに、学校によってイメージやカラーってあると思います。
校風によって、似たような子どもが集まる傾向もなきにしもあらず、そのイメージを求めて学校を選ぶ人も多いでしょう。
でも、学校が荒れているとか、理事長が警察沙汰になったとか、学校の経営が傾いているとか、そういう誰の目にも明らかなこと以外で親が行かせたくない理由って、ただの思い込みであることも多そうです。
*私の出身校のイメージは?
そのブログに書かれていた私の出身校のイメージを簡単にまとめると…
教育に関する考え方が最悪で、お金持ちしか行かない学校で、卒業生はみんなお金にギラギラしてる感じ…だそうです。
いったい何人の卒業生を知ってるのかな…
1学年だけで1,000人近くもいるマンモス校なんですけどね(ー_ー)
私の周りに、明らかにお金持ちっていう感じの子はいなかったし(本当はすごいお金持ちなのかもしれませんが)
確かに当時の校長の考え方は偏っていて、教育理念を受け入れらない人もいたかもしれませんが、生徒はそんなものに縛られていませんでした。
大学合格者数を重視してたので、試験ごとの順位もきっちり出て、成績順でクラス分けされたり、勉強の面ではなかなか厳しいところもありましたが、それについていけば塾に行かなくても大丈夫でした。
実際、私は学校の勉強のみで大学に合格できたし。
でも、試験ごとに成績によってクラスが変わるプレッシャーで、退学しちゃう子は毎年数人はいたようです。
なので、競争が苦手な人は行かないほうがいい学校だとは思います。
ちなみに、東大合格者数や偏差値が著しく下がっているのは事実です。
授業料も高いかもしれません。
でも、それ相応の設備があるので、その気になれば最先端の設備をふんだんに使うことも可能です。
周囲に渋谷・新宿・池袋のような繁華街もないので、都心の高校生に比べたら誘惑も少ないと思います。
スポーツも盛んでそこそこ強いので、応援に行けば貴重な青春が味わえます。
決して、ネガティブなイメージだけの学校ではないと、私は自信を持って言えます。
*結局、何が言いたいのかというと…
口コミやイメージは当てにならないってことです。
子どもを通わせてる親や、今まさに通っている在校生の口コミだって、当てになりません。
現に、息子が通っていた高校の口コミを見ても賛否両論。
ものすごく悪く言う人もいれば、すごく良く言う人もいます。
息子本人は、この学校に入れて良かったと、心の底から楽しんでました。
本当の雰囲気を知りたければ、学校公開の日以外に実際に行き、普段の校内を見て、肌に合うかどうかを感覚的に判断するしかないと思います。
それでも、学年によっても雰囲気は変わってしまいます。
自分の同級生、同じクラスの子たちによっても違ってきてしまうので、結局は”縁”ってことになっちゃいますが。
中学・高校時代の友人は大切だから、慎重に学校を選ばなきゃ、という人もいましたが、あくまでも私だけの考えですが、そうでもないと思います。
中学・高校時代はクラスとか席順とかに縛られることが多く、本当の友だちを見つけるというより、いろいろなタイプの人との付き合い方を学ぶ感じでした。
本当の友だち、類は友を呼ぶ的な友だちと出会うのは、大学のほうが多いのではないでしょうか。
中学・高校は通過点。
やりたい勉強ができる大学に入るためのステップと考えて、進学率や偏差値だけで選ぶ人が多いのも納得できることだと思います。
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*自分の子どもの学校はどうやって選んだかというと
いろいろなことを言いましたが、私は自分の子どもの学校を選んでません。
親として譲れない条件を伝えて、それを踏まえて子どもが自分で選びました。
ちなみに親として譲れない条件とは、本当は公立高校に行って欲しかったのですが、もし私立高校に行きたいのなら、絶対に大学付属、しかもそのままその大学に進んでもいいと思える大学の付属高校であること。
なぜなら、子どもは大学まで行きたいと言っていたのですが、私立高校の学費を払いながら、大学受験のために塾に行かせることは、私の収入では難しかったからです。
付属校なのに、付属の大学にはほとんどの生徒が行かないような学校もダメです。
結局、受験勉強が必要になりますから。
この条件を言ったら、子どもは高校だけでなく、大学のことも調べてました。
どんな学部があって、どんな先生がいて、どんなゼミがあるのか。
おもな就職先なども調べていたみたいです。
子どもなりに、目先のことだけでなく、将来も考えていたようなので、あとは本人に任せました。
ただ、高校受験だったからこれで良かったのかなとも思います。
将来を少しは身近に想像できると思うから。
中学受験の場合は、決めるのは小学生。
小学6年生で、将来のことを実感をもって想像できる子なんて、そんなに多くないですもんね。
だから、親の考えが大きな割合を占めてしまうのも仕方ないのかもしれません。
でも、あくまでも通うのは子ども自身。
親のイメージを重視しすぎると、学校が居づらい場所になってしまうかもしれないので、注意が必要だと思います。
*中学受験をした私の友人の話
勉強を見てあげるのはいいと思いますが、学校を決めるときに親の意見を通してしまうと、学校でちょっとでも嫌なことや自分の想像とは違うことが起こったら、「親のせいだ」と責任を負わされてしまう可能性があります。
実際、親の希望するお嬢様系の大学付属の中学へ行かせた友人の話。
こんな学校絶対嫌だと親に反発して、外部の大学に行くため高校1年から受験勉強をして、希望の大学に進んだそうです。
高校生活はちっとも楽しくなかった、私の将来の夢なんて何も考えてくれてない、親の都合を押し付けられて最悪。
…と言われた、と落ち込んでました。
自分の経験から、娘にとって良かれと思ってやったことなのに、って。
あまりに主観的なイメージは、子どもに言わない方がいいかもしれませんね。
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