切迫早産で、妊娠5ヶ月に入ったばかりのころから出産まで、4ヶ月ほど入院していました。
その間、普通では経験できないような出来事がいくつもあったんです。
*これって、医療ミス!?
陣痛を抑えるために、ウテメリンという薬を24時間点滴していました。
針は腕に刺しっぱなしで、点滴の液体が入っている袋部分のみを、なくなるたびに看護師さんが交換してくれていたんです。
なので、夜中に点滴がなくなると、私が寝てる間にこっそり替えてくれてました。
ある日の夜中、なんとなく光を感じて目を開けると、懐中電灯で照らしながら、点滴を交換しようとしているところでした。
ありがとうございます…と言うと、
「あら、ごめんね、起こしちゃった?」
と看護師さん。
すぐ終わるからね〜といいながら、新しい点滴をぶら下げようとしてたのですが、その手元を見てビックリ!
寝ぼけまなこが、一瞬でパッチリ覚めましたよ。
私の点滴は、うっすら黄色の透明な液体です。
なのに、懐中電灯に照らされていた点滴は毒々しい赤黒い色だったので…
「なんですか!それ!?」
「え?〇〇さんじゃない?あら、ごめんなさい、間違えちゃったわ〜」
って、おいおい(ーー;)
大部屋ならともかく、個室だから私1人しかいませんけど…
たまたま目を覚ましたから良かったけれど、気づかずに寝ていたらどうなってたのか…
恐ろしい(>_<)
その看護師さん、年配の女性だったんですが、ベテランという感じではなかったんですよね。
点滴の針を刺すのも下手で、何度も刺し直すしすごく痛いし。
一度は、やっと刺せてホッとしてたら、なんだか二の腕がすごく冷たい。
なんでこんなにヒヤッとするんだろう…と袖をまくって見たら、ギョッ!!
二の腕が倍くらいに腫れていたんです!
ナニコレ!?と慌ててナースコールを押すと、駆けつけた看護師さん、
「あらぁ、ちょっと漏れちゃっただけだから大丈夫よ〜。自然に吸収されるから…」
って、別の場所に点滴の針を刺し直しました。
どうやら、針で血管を突き通してしまい、皮下に液体が溜まってしまったとか。
これも、気づかずに寝ちゃってたらどうなってたことやら…
*だまし討ち!?恥ずかしいけどそれどころじゃない!
いよいよ出産!というとき。
分娩台にあがって、陣痛の痛みにのたうちまわっていたら、看護師さんが肩を叩きます。
「茉季さん、茉季さん!実習生が見学したいそうなんだけど、いいかしら?」
えっ?!見学って、出産を!?
でも、あまりの痛みでそれどころじゃない!
「なんでもいいですから、この痛みをなんとかして!」
って言ったら、ありがとう(^^)って。
そしたら、ぞろぞろと次から次へと入ってくる実習生。
分娩台の私の周りをぐるっと囲んで、口々に頑張ってください!とか言ってるし…
10人くらいいたと思います。
でも、こっちは一世一代の大仕事の真っ最中。
恥ずかしいとか思ってる暇もありません。
医者の卵?たちに応援されて、無事に3,000gの男の子を出産しましたとさ…( ̄▽ ̄;)
前もって聞かれたら、絶対に嫌だって言いますよね。
10人もの知らない若い男女に、出産シーンを見学されるなんて…
だからって、陣痛がマックスになった頃に言うなんて、反則だと思いませんか?
あとでその実習生たちが、初めて出産を見てすごく感動した!思わず泣いちゃった…とか言ってるのを聞いて、まあお役に立てたなら良かったかなと思いましたけど(^_^;)
そして、こんなことよりもずっと強く印象に残っていることがあります。
あまりにショックで悲しい出来事でした。
長くなってしまったので、その話はまた明日書きます。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
いいね!とクリックしていただけたら嬉しいです♪
?