シンプルに生きたいだけなのに

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家庭裁判所に提出された申立書の内容、離婚のための条件がひどかった…

「実録・ネタのような結婚と離婚」シリーズもいよいよ佳境!?

離婚を言い出したのは元夫だったのに、急にごねだしたので家庭裁判所調停することになったのですが、離婚を承諾するための条件がひどいものでした。

*別居後、離婚をごね出した理由と驚きの条件

「離婚」というキーワードを先に口にしたのは元夫です。

私も異議なし。

なのですぐに子どもを連れて実家へ帰りました。

ところが急にごね出し、義父の仕事関係の偉い弁護士を3人もつけて、家庭裁判所に調停を申し立てたのです。

私は、いきなり訴えられて被告人の気分…

さらに、そのとき提出された申立書の内容、離婚の条件がひどかった…

・財産分与なし、慰謝料もなし。

・親権を元夫側に渡せば、養育はさせてもいい。

・その場合、養育費は最低限支払ってもいい。

つまり簡単に言えば「お金は、びた一文払いたくない」ということです。

私が浮気をしたとか、お金を使いすぎてカード破産したとかなら分かりますが、こちらに非はないはず…

それなのに、あまりにも向こう側に都合が良すぎる条件でした。

ありえない!と思いましたが、弁護士3人の署名付きで調停員へ提出された、正式な申立書です。

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*離婚を言い出したほうが不利だというのは本当?

離婚調停のとき、先に「離婚」という言葉を出したほうが不利になると言われてます。

離婚を望むほうと、それを仕方なく承諾するほう、という関係が出来るからです。

ただしこれは、あくまでも「性格の不一致」「価値観の不一致」などという、他人からは推し量れない理由での離婚に限ります。

浮気や暴力など、明らかに一方が悪い明確な理由がある場合は、弱い立場の人が離婚したいと言っても不利な状況にはなりません。

私の場合は、生活費を渡さないという明確な理由がありました。

でも元夫は自分に非はないと思っていたようで、単なる「価値観の不一致」だと思っていたようです。

だから、「離婚」という言葉をどちらが言い出したかが重要だと思ったんでしょう。

それを覆すために、あることないことを調停員に訴えたようです。

・「離婚」という言葉を、私に無理やり言わされた。

・その証拠に、普通なら離婚なんて言われたら、ショックで泣いたり騒いだりするはずなのに、何も言わず冷静だった。

・さらに、何も言わずあっさりと翌日に家を出て行った。

…(ー_ー)

はいはい、って感じですよね。

女がみんな、泣いたり騒いだりすると思ったら大間違いよ。

ですが、「離婚」を言い出したのは本当は私のほうだ、と訴え、離婚を承諾して欲しければこっちの条件を飲め、と言ってきたんです。

?

*ひどい条件に対抗する手段は?

あまりのひどさに、私も弁護士をお願いすることにしました。

幸い、叔母の学生時代の友人が弁護士になっていて、紹介してもらうことができました。

弁護士さん曰く、

「よほどのこと”がない限り、2歳の子どもの親権は母親になるのが普通だから大丈夫」

とのことで、ほっとしたんですが、次に提出された要求書を見てびっくり。

私に「よほどのこと」があるから親権者としてふさわしくないという内容でした。

その「よほどのこと」っていう内容の一部はこんな感じ…

・食事のあと食器を洗わないので、不衛生。これでは子どもの健康を害する恐れがある。

・洗濯物を外に干さないので、いつもカビをはやしている。これも子どもの健康を害する恐れがある。

・仕事もなく子育て経験もない私が、ちゃんと子どもを育てられるわけがない。夫側は子育て経験のある義姉が育ててくれる。

これには、調停員さんも首をひねってました。

こんな内容の要求書、見たことないって。

「よほどのこと」というのは、麻薬中毒とかアル中とか、子どもを虐待してるとか、前科があるとか犯罪者で収監予定だとか、そういうレベルのことだから…

この程度のことは問題にもならないよ、と言われました。

ただ私の弁護士さんは、一応相手のつけ入る隙を与えないために、仕事は見つけておいたほうがいいかも、と言ってました。

それで慌てた私は、おかしな会社に入社してしまったんですが…

*調停員も呆れ始める

夫側は次から次へと、私がいかに子育てに向いてないかという話をしました。

その都度、調停員さんは私に事実確認をするのですが、次第に呆れて苦笑いしながら私に同情するようになりました。

食器を洗わないなんて、せいぜいひと晩、翌日には洗ってました、と言うと、夫側は

「洗った食器を拭きもせず、水切りカゴに放置していた」

ですって。

洗濯物にカビが生えたことはありますが、梅雨の部屋干しで、Tシャツの1枚にごく小さな黒い点が出来ただけで、後にも先にもその1回だけです、というと、

「そのTシャツが、すごく高価で気に入っていた」

ですって。

義姉は子育て経験はあるかもしれませんが、ヘビースモーカーで、子どもの前でも平気で煙草を吸います。

これには反論できなかったようで、義姉ではなく義母が育てると言い出しました。

いやいや、義母もヘビースモーカーですから。

以前、急に抜き打ちで家に来たとき、洗った食器を水切りカゴに置いて乾燥させていたら、

「こんなだらしない人にかわいい孫を預けるなんて、不安で仕方ないわ~」

と言いながら、煙草の煙をプカーっと鼻から出してましたし。

こんな感じで始まった離婚調停。

月に1回、話し合いの場が設けられましたが、最初は聞く耳持たず、一方的に条件を言うだけで全く話が進展しませんでした。

結局、調停離婚が成立するまで1年間という長丁場になってしまったんですが、その間の出来事は、また明日書きます(^_^;)

離婚、別離

嫁・姑・舅・子姑・そしてバカ旦那

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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