「節分」に無病息災を願って恵方巻を食べる、という行事はだいぶ浸透してきました。
その前に「初午の日」という、お金や食べ物に困らないよう願う日があることを、初めて知りました。
初午の日には、何を食べればいいのかというと…
*「初午」とは
「初午」とは、2月になって初めて迎える午(うま)の日のこと。
2019年は、2月2日(土)です。
全国の稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社の創建が、711年(和銅4年)の2月初午の日とされていることから、もともとは、稲荷神社にお参りをするのに良い日だったそうです。
稲荷は「稲生(いねなり)」が縮まったもので、五穀豊穣、商売繁盛をお願いする神様になったとか。
なので初午の日は、今年1年、食べ物に困らないよう、お金に困らないよう、お願いする日となったそうです。
*初午の日には「いなり寿司」
そういえばここ数年、初午の日にはいなり寿司!とコンビニやスーパーで売り出しているのを見かけました。
なんで、いなり寿司かというと、稲荷神社の神様の使者が狐なので、狐の好物である油揚げをお供えする風習があるから。
この、お供えにもなるいなり寿司を初午の日に食べることで、お稲荷様のご利益にあずかろう、ということだそうです。
ちなみに、毎年2月11日は「初午いなりの日」だそうですが、こちらは全国いなり寿司協会が勝手に決めたもので、本当の「初午の日」ではありません( ̄▽ ̄;)
間違わないように気をつけてください(^_^;)
いなり寿司を食べるのは2月2日ですよ(*^◯^*)
*「稲荷=鋳物がなる」説の場合、食べるものは…
そのほかにも、稲荷は「鋳物(いもの)がなる」の語呂合わせから「鋳物」=「鉄」の神様だとういう説もあるとか。
そして「午」は「火」の象徴だそうです。
田畑を耕すために必要な道具は、鉄と火で作られるから、初午の日に稲荷神社へお参りすることによって、五穀豊穣、商売繁昌を願うようになったということです。
*日常の小さなできごとを愛する生活(ブログ村テーマ)
「いもの(鋳物)」との語呂合わせからか、初午の日には焼き芋が配られる神社もあるとか。(松庵稲荷?)
もともと「いも(芋)」は金属の隠語で、芋を火にくべて焼く「焼き芋」は、金属=お金をイメージさせるものだったんですって。
なので、初午の日に「食べ物に困らない」「商売繁盛でお金に苦労しない」ことを祈って、焼き芋を食べるというのも悪くない気がします。
*初午の日の過ごし方は?
初午の日は、まず稲荷神社にお参りに行くのがよいのでしょうね。
主祭神としての稲荷神社は、全国に2970社あるそうなので、ご近所の稲荷神社を探してもいいですし、週末なので全国的に有名な、京都の伏見稲荷大社、茨城県の笠間稲荷神社、愛知県の豊川稲荷、佐賀県の祐徳稲荷神社などに旅行がてらお参りするのも楽しそうです(*^-^*)
ちなみに、関東三大稲荷は、茨城の笠間稲荷神社、神奈川の白笹稲荷神社、東京の王子稲荷神社だそうです。(諸説あり)
そして、初午の日に食べる行事食は、一般的にはいなり寿司が正解なのでしょうか。
でも、念のため?焼き芋も食べておけば無敵かもしれません(*^▽^*)
最後まで読んでくださって、ありがとうございました(#^.^#)
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