自分の子どもに対して、特に根拠がなくても「うちの子はすごいかも!」という期待を持っていますか?
親の期待感って、子どもの成長に大きな影響を与えるんですって…
*親の気持ちが、子どもの成長を左右する?
いつもマイナスの感情で接していると、子どもの才能や可能性をつぶしてしまう大きな要因になってしまうとか。
たとえば「うちの子は何をやってもダメ…」「この先、不安しかない…」というような気持ちが要注意だそうです。
子どもに対して前向きな期待を持ったことによるプラスの成果と、子どもに期待しないことで生じた恐ろしいほどマイナスの結果。
この2つが明らかになった実験があるので、ご紹介します。
*実験で証明された驚きの事実
心理学者のローゼンタールが、小学生を対象に行ったという実験の結果が、驚きの内容なんです。
どのような実験だったかというと…
ローゼンタールは、あるクラスの名簿から適当に何人かの生徒を選んで、
「先生、この生徒たちはすごい才能がありますよ」
と、担任の先生に伝えました。
何の根拠もないでたらめです。
ですが、心理学者からそんなことを言われると、
「すごい才能がある子たちなんだ」
と担任は思い込み、期待をします。
すると1年後、その子どもたちの成績は大きく伸びたそうです。
嘘の情報だったのに、先生が抱いた期待感が子どもたちに伝わり、現実に結果を出したというわけです。
*逆に、期待を持たないとどうなるか…
ローゼンタールは、マイナスの思い込みが、子どもに悪影響を与えることも実験で証明しています。
今度は、本当に成績の良い子を集めたクラスと、成績の悪い子ばかりを集めたクラスを作りました。
そして、担任の先生には、なんと逆の情報を伝えます。
成績の良いクラスを「成績の悪いクラスです」、成績の悪いクラスを「成績の良いクラスです」と。
先生たちは、その情報を疑うことなく指導しました。
その結果、どうなったか?
本当は成績の良いクラスの子どもたちの成績は大幅に下がり、本当は成績の悪いクラスの子どもたちの成績は上がったそうです。
期待される、されないによって、子どもの成績は大きく変わってしまうということです。
*子どもを伸ばすにはどうしたらいいのか
そうは言っても、どうしても期待が持てない、マイナスなことばかり考えてしまう…
そういうお母さんに向けて、心理学者の植木理恵先生は、
「何事も平均値(もしくは平均値以上)を期待しすぎているからでは?」
と言ってます。
勉強もスポーツもある程度できて、明るくて、友だちもたくさんいる…こんな「平均的になんでもできる子」を親は望みがち。
その結果、なにか1つでも欠けていると、そこばかりが目について「うちの子はダメ…」となってしまいます。
「子育ては平均値を望むのではなく、どんな子どもも何かひとつは持っている良いところに期待し、褒めることが大切」
だそうです。
たとえば、絵が上手に描ける子には「絵ばっかり描いてないで、算数とか国語とか勉強して!」と言いたくなりますが、「すごい上手だね、絵の才能あるね!」とほめる。
鉄棒だけは得意な子なら「誰よりも1番上手!運動神経バツグンだね」などとほめる。
すると得意なものだけでなく、他の教科の成績も上がる傾向が、実際によくあるそうです。
子どもは褒められることで自己肯定感を高め、自信が持てるようになると聞いたことがあります。
どんな小さなことでも、ほめることは大事だということですね。
わが家では昔から、子どもに向かって「天才!」「すごい!」「イケメン!」としょっちゅう言ってます。(イケメンは関係ないか…^^;)
根拠はありませんが、何かを成し遂げる力を持っている!と信じてるし、大きな期待もしています。
だからきっと、才能豊かに育ってくれてるはず…(^▽^;)
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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